歯科口腔外科とは
口腔外科とは、口腔、顎、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性疾患を診断、治療する診療科です。
この領域には歯が原因のものから、癌までさまざまな病気があります。
また交通事故やスポーツなどの外傷や顎変形症、唾液腺疾患などに加え、口腔粘膜の疾患や神経性疾患、口臭症などの内科的疾患も含まれます。
この領域の疾患により正常な咀嚼機能、構音機能が障害をきたし、また審美的障害までも生じます。
治療を行うことにより失われた機能や形態の回復、症状の緩和を行うことを目的としています。
当院の歯科口腔外科
当院で主に行っている歯科口腔外科治療を以下のご紹介します。
親知らずの抜歯
ただし、親知らずは正しい位置にはえてくることがあまりなく、横にはえたり、はえきらなかったりすることがほとんどで、腫れたり、隣の歯まで虫歯になることが多く、トラブルの原因となりがちです。
そのため、ちゃんとはえていない親知らずは抜いてしまったほうが良いといえます。
また、年をとるとだんだん骨が硬くなりますので、比較的若いうちに抜いてしまうことをお勧めします。
当院では局所麻酔による親知らずの抜歯や静脈内鎮静法と局所麻酔の組み合わせによる親知らずの抜歯を行っております。
~静脈内鎮静法とは~
静脈内鎮静法とは、血圧や呼吸を監視しながら、気分を落ち着かせる効果があるお薬を少しずつ静脈内に点滴することで高い除痛・鎮静効果を得ることができる麻酔方法です。
5分から10分ほどでお薬が効いてくると眠くなってきます。但し、全身麻酔のように意識が無くなることはなく、会話をすることも可能です。
若干の個人差がありますが、うっすらとした意識の中でリラックスして受診いただけます。
これにより、治療中の不安や緊張を大幅に軽減することができます。
~即日による複数本の親知らずの抜歯~
学生さんの夏休みなど、長期のお休み中に上述の静脈内鎮静法と局所麻酔を組み合わせて、即日に複数本の親知らずを抜歯することも可能です。
お気軽にご相談ください。
顎関節症
特に若い女性に多い顎関節症では、症状として顎が鳴る、口が開かない、顎が痛いといった症状が出ます。
当院では、顎関節症治療として「薬物療法」やマウスピースによる「スプリント療法」、「理学療法」(マイオモニターという低周波治療器のようなもので顎の筋肉をリラックスさせます)、「パンピング療法」(顎関節に注射をして、炎症物質の除去や関節内の陰圧を改善し、関節円板がスムーズに動けるようにする治療法です。
針を刺すだけなので、体への負担も少ないことが特徴です)の他、レーザー療法を行っております。
外傷
お口の粘膜疾患・のう胞摘出・歯牙移植など
そのため、移植に使用可能な健康な8番(親知らず)が生えていることが、移植の最低条件です。
場合によっては親知らず以外の歯を移植歯として用いることもありますが、親知らず以外の歯を移植する場合には一切保険は利きません。
また、親知らずを移植する場合でも保険適用となるためには、抜歯したその日のうちに親知らずの移植を行う必要があります。 歯牙移植は全ての歯科医院で行われているわけではありません。